労災の入力の流れについてご案内します。
【 はじめに 】
弊社のシステムは労災に対応していない為、取り扱い可否等に関するご質問にはお答えできかねますので、予めご了承いただきますようお願いいたします。
既存の機能を使って、労災の入力を行う方法を記載いたします。
クリックをすると、各手順にジャンプします↓
【 患者様より負担金をいただかない場合 】
①患者様が以前保険診療で通われていた場合は、保険診療と労災の内容が混ざらないように、
患者番号を別々にするため、新患登録を行います。
【例】
患者番号1000番 保険診療で通っていたAさんに対して、労災の入力をする場合、新患登録で2000番を労災用の番号とし、Aさんの労災用の患者登録を作成します。
今後Aさんの治療の際には、保険診療の場合は1000番、労災の場合は2000番を呼び出して、処置を打ち込んで管理するイメージです。
②患者様から金額をいただかない場合は、下記の図のように登録します。
③通常通り処置入力に進みます。
【 患者様より負担金を120％でいただく場合 】
■労災に関する初再診料について
労災に関する初診料／再診料は、保険点数と違う為、最初に自費項目にて登録を行います。
２０２４年６月より労災に関する歯科の初再診料（厚労省資料より抜粋）
労災初診料：３，８５０円
労災再診料：１，４２０円
【 労災の初再診 登録方法 】
①メインメニューより、「設定その他」タブ＞マスターメンテナンスを開きます。
②「２７.窓口会計自費マスタ」をクリックします。
③左下「新規登録」をクリックし、名称・金額を入れて項目を登録します。
※自費が内税か外税かの設定により、登録金額が異なります。
内税設定の場合… 初診料：３，８５０円／再診料：１，４２０円
外税設定の場合… 初診料：３，５００円／再診料：１，２９１円
④自費の一覧に追加されたのを確認し、OKで閉じます。
■患者登録の方法
①患者様が以前保険診療で通われていた場合は、保険診療と労災の内容が混ざらないように、
患者番号を別々にするため、新患登録を行います。
【例】
患者番号1000番 保険診療で通っていたAさんに対して、労災の入力をする場合、
新患登録で2000番を労災用の番号とし、Aさんの労災用の患者登録を作成します。
今後Aさんの治療の際には、保険診療の場合は1000番、労災の場合は2000番を呼び出して、処置を打ち込んで管理するイメージです。
②患者様から金額を120％でいただく場合は、下記の図のように登録します。
※厚生労働省が定める「労災診療費算定基準」に基づき負担割合を１２０％（１点１２円）で登録しています。
■処置入力の方法
①通常通り処置を入力します。
②自費の項目で作成した労災の初診／再診の内容を追加します。
画面下の「追加」ボタンを押します。
設定により、追加ボタンを押した際、メッセージが表示される事があります。
表示された場合は「編集する」を押してください。
③右上の「自費診療金額」を選択し、作成した労災の初診／再診を選択し、OKを押します。
■右上に「自費診療金額」のタブがない場合
窓口会計より自費を入力する設定になっていますので、②③の操作は不要です。
⑨にて、「自由診療入力」ボタンより、労災用の初診／再診いずれかをご選択ください。
④初再診の行の点数欄にカーソルを置き、右クリックします。
⑤回数変更を「×０」に変更し、決定します。
⑥メッセージを「はい」で閉じると、保険の初再診がなしになります。
⑦初再診に付随する加算は労災時に算定できない為、加算を１件ずつ削除します。
処置をクリックして選択し、下の削除ボタンで１件ずつ削除します。
カルテに加算項目の記載を残したい場合は、④～⑥の操作と同じように、
処置点数欄を右クリック＞回数を「０」に変更する操作を行ってください。
⑧すべての初再診に付随する加算を処理したら、OKで処置画面を閉じます。
⑨窓口会計にて、会計を行います。
※初再診のみ自費、それ以外は保険点数の120％で計算がされます。
窓口会計より自費入力を行う設定の場合は、「自由診療入力」ボタンより、
労災用初診／再診の内容をご選択ください。