難病の患者登録方法についてご案内いたします。
【 はじめに 】
難病の公費は使用できる条件が限られております。
下記にすべて当てはまる場合のみ、患者様の公費番号の登録が必要です。
当てはまらない場合は、公費の登録は不要です。
・医院様が難病指定医療機関の届け出を出している場合
・患者様の病名が、歯科に適用される内容である場合
※難病適用になるかの問い合わせは、弊社コールセンターではお答えできかねます。
発行元に直接お尋ねいただきますようお願いいたします。
【 操作方法 】
患者様の年齢等に合わせてご確認ください。
※難病の方のお会計について、金額調整の必要がある場合は、こちらの記事をご確認ください。
→【難病】難病の公費を持ってきた方が他院で既にお支払いしており、いただく金額を調整したい場合、どうしたらいいですか?
【 69歳までの方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②負担割合欄:難病の方は2割負担となるため、「20%」に変更します。
その際、給付割合は変更せず「給付7」としてください。
③地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 70~74歳の2割負担の方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 70~74歳の3割負担の方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②負担割合欄:難病の方は2割負担となるため、「20%」に変更します。
その際、自動で給付割合が「給付8」となりますが、
手動で「給付7」としてください。
②地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 75歳以上の1割負担の方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 75歳以上の2割負担の方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 75歳以上の3割負担の方 】
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
①第一公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②負担割合欄:難病の方は2割負担となるため、「20%」に変更します。
その際、自動で給付割合が「給付8」となりますが、
手動で「給付7」としてください。
また、限度額が「一般Ⅱ」となった場合は、
手動で「現役Ⅲ(現役Ⅰ/現役Ⅱの場合は該当のもの)」をご選択ください。
③地単欄:患者様の月額負担に合わせて「難病〇〇円/月」を選択します。
※「難病〇〇円/月」の項目が候補にない場合は、こちらをご参照ください。
【 介護保険で難病公費使用する場合の登録 】
※外来の場合は入力不要です。
※介護で難病を使用できるか、医療分との兼ね合いに関しては、弊社コールセンターではお答えできかねます。直接管轄の国保連合会様にお問い合わせをお願いいたします。
※既存の方で、途中から公費を持ってきた場合は、新保険の作成をお願いいたします。
■介護分での難病の患者負担額がない場合
①公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②公費横のボックス:「負担なし」を選択します。
■介護分での難病の患者負担額がある場合
①公費欄:「54」から始まる公費番号、受給者番号を入力します。
②公費横のボックス:空欄にすると、介護給付割合の本人負担と同じ割合で金額が
算出されます。
(例では「9割(本人1割)」の登録なので、1割で介護負担金が上がってきます)
※介護保険には月上限金額の設定が設けられていない為、金額の調整が必要な場合は、
こちらの記事をご確認ください。
介護の本人負担割合と、難病公費によって負担割合に違いが出る場合は、
公費横のボックスに負担額を選択します。
※下記の例は、介護の負担割合は3割、難病公費によって2割になる際の登録です。
【 難病の負担金定義を表示する方法 】
難病の患者様の登録を行う際に、地単欄に「難病〇〇円/月」の項目がない場合は、
下記の操作をお試しください。
①患者様の「患者登録」画面を開き、左下「拡張」をクリックします。
②右下「各種設定」をクリックします。
③左下「地単の表示」欄の「指定難病を表示しない」のチェックが入っていた場合は、
チェックを外し、「OK閉じる」で閉じます。
④左下「基本情報」をクリックし、地単欄に「難病〇〇円/月」の候補があるかを確認します。
※表示されない場合は⑤へ進みます。
⑤メインメニューより、「8設定・その他」タブの「マスターメンテナンス」を開きます。
⑥「07地単事業設定」を開きます。
⑦左下「指定難病定義のインストール」をクリックし、OKで閉じます。
※特に確認のメッセージは表示されません。
⑧マスターメンテナンスの画面もOKで閉じ、メインメニューへ戻ります。
⑨再度患者様の患者登録を開き、地単欄に「難病〇〇円/月」の候補があるかを確認し、
患者様の限度額に該当するものの選択をお願いします。