【 エラー内容 】
分類:受付不能
エラーコード:L4411
選択式コメント(記載要領別表1「レセプト電算処理システム用コード」欄のコメントコード等)の記録が必要な摘要コードが記録されていますが、対応するコメントコード又は患者の状態コードが記録されていません。
【このエラーが出た場合の状態】
受付不能の状態です。該当のレセプトは請求が出来ていません。
エラーの修正を行ってから再度電子レセプトの再作成を行い、もう一度オンライン請求をやり直すか、
来月以降の請求に月遅れを行い、次回請求までの間にエラーの修正を行って下さい。
該当の患者様を当月請求から外し、次月に回す方法は下記記事をご参照ください。
【 原因 】
エラーの内容にあります「選択式コメント」や「コメントコード」等は、
全て処置入力画面で入力されています「摘要」の事を指しています。
(画像内の入力内容は一例です)
例として、上記の「診療情報連携共有料1」は、厚労省にて定められた摘要(コメントコード)での請求が必要な処置となっています。
コメントコード付きの摘要は、当社でご用意している摘要から入力する必要がございます。
L4411エラーが起こった場合、「決められた摘要が必要な処置に対し、当社で用意している摘要の一覧から入力が出来ていない」ことが、主な原因となっています。
・キーボードで独自に打ち込んで摘要が入力されている。
・独自に作成した摘要が選択入力されている。
・本来必要な摘要が処置入力内に入力されていない。 など
【 よくある事例 】
このページでは、下記内容についてまとめておりますのでご活用ください。
■入力した摘要に「選択式コメント」「コメントコード」が正しく記録されているかの確認方法
■よくお問い合わせを頂きます、エラーを起こしやすい摘要の一覧
※下線の引いてある行をクリックしますとご案内の箇所へと移ります。
入力した摘要に「コメントコード」が正しく記録されているかの確認方法
【 エラーを起こしやすい摘要の一覧 】
・周術期等口腔機能管理計画策定料(周計) 300点に対する摘要
・周術期等口腔機能管理料(Ⅰ)(周Ⅰ) 手術前280点に対する摘要
・周術期等口腔機能管理料(Ⅰ)(周Ⅰ) 手術後190点に対する摘要
・診療情報等連携共有料1,2(情共1,2) 120点に対する摘要
【入力した摘要に「コメントコード」が正しく記録されているかの確認方法】
【例】
診療情報等連携共有料1を保険医療機関と連携し、算定する場合は、
「診療情報等連携共有料連携先保険医療機関名;******」
(コメントコード番号:830100342)
という決まった摘要が必要と定められています。
こちらを例として確認してみます。
①確認をしたい患者様の処置入力画面へ移ります。
②入力されている処置名をどれでも良いので1つ「右クリック」で選択し、「レセ電メニュー」>「電算コードを表示」ボタンを選択します。
③入力されている処置・摘要に対するコードが、画面左に表示されます。
対象の摘要にコメントコード(数字の羅列)が表示されていれば問題ありません。
【 良い例 】
上記画像では、「診療情報等連携共有料連携先保険医療機関名○○病院」の左側に、
コメントコード「830100342」が表示されているので、入力に問題はありません。
【 修正が必要な例 】
摘要にコメントコード(数字の羅列)が表示されておらず、空白となっている場合は摘要に対するコメントコードが記録されていません。
一見正しく摘要文が入力されているようにも見えますが、独自に摘要を入力すると、画面左側に必要なコメントコード「830100342」が記録されず、この状態ではエラーとなります。
※訪問診療に対する摘要にはコメントコードは表示されません。訪問診療の摘要入力方法につきましては訪問診療料に対する摘要をご参照ください。
④画面に表示されたコードの設定を戻す(非表示にする)には、
入力されている処置名をどれでも良いので1つ「右クリック」で選択し、
「レセ電メニュー」>「電算コードの表示解除」ボタンを選択すれば元に戻ります。
【 顎運動関連検査 380点に対する摘要 】
【 実施した検査名 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している顎運動関連検査の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②顎運動関連検査に対する摘要画面が表示されます。
行われた検査項目を選択し、OKで入力完了となります。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている検査項目(画像の1~4)の中からお選び下さい。
【 歯科治療時医療管理料(医管) 45点に対する摘要 】
【 管理対象となる医科の主病名 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している歯科治療時医療管理料(医管)の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②医管に対する摘要画面が表示されます。
医科の主病名の候補から選択し、OKで入力完了となります。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている病名の候補(画像の1~16)の中からお選び下さい。
【 周術期等口腔機能管理計画策定料(周計)300点に対する摘要 】
【 依頼元保険医療機関名 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している周術期等口腔機能管理計画策定料(周計)の行を選択し、
画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②周計に対する摘要画面が表示されます。
該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている「周計依頼元保険医療機関名;」をお選び下さい。
③ポップアップに従って、依頼元の病院名を入力し、OKを押します。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。
【 周術期等口腔機能管理料(Ⅰ)(周Ⅰ) 手術前280点に対する摘要 】
【 手術の予定年月日 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している周術期等口腔絹管理料(周Ⅰ)手術前の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②周Ⅰ(手術前)に対する摘要画面が表示されます。
該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている「周1(手術前)手術等予定年月日;」をお選びください。
※別の周術期の摘要と混同し、選択を誤った等の事例があります。ご注意ください。
③ポップアップに従って、手術の予定日を入力し、OKを押します。
摘要の手術予定日の記載は「年月日」での入力が必要です。
「未定」「令和7年1月」など、年月日を入れずに、任意の記載をした場合、
返戻となった事例がございました。
不明な場合は、連携先の医療機関にお問い合わせください。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。
【周術期等口腔機能管理料(Ⅰ)(周Ⅰ) 手術後190点に対する摘要 】
【 手術の実施年月日 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している周術期等口腔機能管理料(周Ⅰ)手術後の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②周Ⅰ(手術後)に対する摘要画面が表示されます。
該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている「周1(手術後)手術等実施年月日;」をお選びください。
※別の周術期の摘要と混同し、選択を誤った等の事例があります。ご注意ください。
③ポップアップに従って、手術の予定日を入力し、OKを押します。
摘要の手術実施日の記載は「年月日」での入力が必要です。
「未定」「令和7年1月」など、年月日を入れずに、任意の記載をした場合、
返戻となった事例がございました。
不明な場合は、連携先の医療機関にお問い合わせください。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。
【診療情報等連携共有料1,2(情共1,2) 120点に対する摘要】
■診療情報等連携共有料1(情共1)120点 の場合
【 連携先の保険医療機関名又は保険薬局名 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している情共1の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②情共1に対する摘要画面が表示されます。
該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている該当項目をお選びください。
保健医療機関との連携の場合:「診療情報等連携共有料連携先保険医療機関名;」
保険薬局との連携の場合:「診療情報等連携共有料連携先保険薬局名;」
※類似項目を選択しないようご注意ください。
③ポップアップに従って、連携先の名称を入力し、OKを押します。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。
■診療情報等連携共有料2(情共2)120点 の場合
【 依頼元保険医療機関名 】のコメントコード付摘要が必要です。
①算定している情共2の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②情共2に対する摘要画面が表示されます。
該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている「診療情報等連携共有料依頼元保険医療機関名;」を
お選びください。
※類似項目を選択しないようご注意ください。
③ポップアップに従って、連携先の名称を入力し、OKを押します。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。
【 訪問診療料に対する摘要 】
※歯科訪問診療料1~5に関しては、項目ごとに細かくコメントコードが必要です。
・訪問日時
・訪問場所
・訪問理由
こちらは間違えた摘要を独自の摘要で入力すると、コメントコードが入らない為、
訪問診療に関する部分のみ入れなおしをお試しいただきますよう、お願いいたします。
■訪問部分のみの入れ直し方法
①該当の患者様の訪問診療を行った日にカーソルを置き、「訪問」ボタンをクリックします。
②メニューより「訪問データ削除」をクリックします。
③メッセージを「はい」で進むと、訪問診療料に関わる部分の処置・摘要だけが削除されます。
※訪問内容を削除すると、初再診料が復活します。各部位に対する処置入力は削除されません。
④再度「訪問」ボタンをクリックします。
⑤「1.訪問データ入力」をクリックします。
⑥左側のパックから、該当のものを選びます。
※例は患者様の個人宅に1人のみ(介護なし)の訪問診療と仮定し、
「350:診療:居宅(1人の場合)」を選択します。
⑦訪問時間を誘導に従って入力します。
⑧衛生指導時間を誘導に従って入力します。
※指導がなければキャンセルをクリックします。
⑨訪衛指は月に何人診たかで点数が決まるため、該当施設の月単位の人数区分を選択します。
※例は居宅で1人のみのため、「1人」を選択します。
⑩通院困難理由を入力するメッセージが出てきた場合は「OK」で閉じます。
⑪通院困難理由を、候補の中から選択するか、下の直接入力欄に打ち込んでいただき、
「OK」をクリックします。
⑫訪問に関する点数/訪問日/訪問時間/訪問先/指導時間/通院困難理由が入っている
ことを確認し、パック画面を「OK」で閉じます。
⑬初診料(もしくは再診料)が自動で0点となり、訪問の内容が記載されます。
※0点の初診料/再診料は、レセプトに影響するため、表記を0×1のままにしていただき、
任意で削除しないようご注意ください。
※訪問に関わる加算点数がある場合は、自動で点数が加算されます。
【 有床義歯内面的合法(床適合・床裏装)に対する摘要 】
※新たに製作した有床義歯を装着した日から起算して6月以内に算定する場合のみ
【 有床義歯装着年月日 】のコメントコード付摘要が必要です。
※画像のように自動で出ている場合は、手動で入力の必要はありません。
■入力状況等によって、自動で出ない場合、下記の手順をお試しください。
①算定している内面適合法の行を選択し、画面下の「摘要(D)」を選択します。
設定により、摘要ボタンを押した際、メッセージが表示されることがあります。

表示された場合は「編集する」を押してください。
②摘要画面の左側より、「その他(システム)」を選択し、該当の摘要を選択します。
「+」マークが付いている摘要が「コメントコード」に対応した摘要です。
必ず「+」マークが付いている「有床義歯装着年月日(修理)」をお選びください。
③ポップアップに従って、有床義歯を装着した年月日を入力し、OKを押します。
④内容が反映されましたら、右下の「OK」で閉じ、入力完了です。